グローバルライフ株式会社|パネルの種類と特徴

グローバルライフ株式会社|パネルの種類と特徴

ソーラーパネルはメーカーや製品によって半導体基板の種類も違いますし、それぞれ性能が異なっています。
そこで今回はそれぞれの特徴とメリットについて掲載します。

パネルの種類は大きく分類すると「シリコン系」「化合物系」「有機物系」の3種類です。
特にシリコン系のパネルは世界でも多く取り入れられていますが、最近ではハイブリッド型(化合物系や有機物系を組み合わせたもの)が開発され注目を集めています。

【単結晶系シリコン】変換効率・・・◎ 省資源性・・・△ フレキシブル化・・・✕ 価格低下余地・・・△
【多結晶系シリコン】変換効率・・・〇 省資源性・・・△~〇  フレキシブル化・・・✕ 価格低下余地・・・〇
【薄膜シリコン】変換効率・・・△ 省資源性・・・◎ フレキシブル化・・・◎ 価格低下余地・・・◎
【ハイブリット型(HIT)】変換効率・・・◎ 省資源性・・・〇 フレキシブル化・・・✕ 価格低下余地・・・〇
【化合物型IGS(CIS))】変換効率・・・〇 省資源性・・・◎ フレキシブル化・・・◎ 価格低下余地・・・◎

それぞれの特徴
●単結晶・多結晶系シリコン
なじみの深い、電卓や時計などに用いられている太陽電池です。
薄さと軽量さがメリットで、屋外用に実用化されるなど開発が進んでいます。
単結晶系シリコンは変換効率が20%前後と高く、少ない面積設置でも多くの発電が期待できますがコストが高めとなります。
多結晶系シリコンは変換効率が若干低い15%前後ですが、単結晶型よりもシリコン使用量が少ないため、コストがを抑えることができます。
●薄膜シリコン
コストを抑える為にケイ素を主体として、シリコン層を可能な限り薄くした薄型シリコンです。
単結晶・多結晶系シリコンと比べると発電効率が6%前後とかなり劣ってしまいますが、高温時の発電量低下が少なくコスト面ではシリコン系の中で最も抑える事ができます。
●ハイブリット型(HIT)
発電率の高さと高温時でも発電量が低下しにくいという、いいとこどりのハイブリット型シリコンです。
●化合物型(CIGS(CIS))
CIGS(CIS)とは、太陽光パネルの素材の原料となる「Cu(銅)、In(インジウム)、Ga(ガリウム)、Se(セレン)」の4元素のイニシャルから付けられています。
シリコン系とは異なる化合物系として注目を集めています。
シリコン系に比べて発電効率が劣ってしまいますが、発電量の低下が少ないく、高温や影がかかる天候でも安定した発電量が期待できます。
また、少ない資源で量産しやすいためコストを抑えやすく、開発が進めばシリコン系に並ぶ主力になるパネルといえます。

メーカーによって取り扱っているパネルが違いますので、選ぶ際は担当者とよく相談し比較してみられるのが良いかと思います。

グローバルライフ株式会社|パネルの種類と特徴