グローバルライフ株式会社|太陽光発電のQ&A その3

グローバルライフ株式会社|太陽光発電のQ&A その3

よくある太陽光発電に関するQ&Aをまとめました

【Q】定格出力と実際の出力の差はどのくらいですか?
【A】 太陽電池の定格出力はJISで定められた一定の条件下で算出された値で示されています(基準状態:モジュール表面温度25℃,AM1.5、日射強度1000W/m2)。
ソーラシミュレータ等を用いて屋内で値付けが行われます。
また、出荷されるモジュールは、定格の±10%とされており、実際の発電能力は日射強度(日射量)や周囲温度、設置された方位や角度に大きく依存します。
シリコン結晶系の太陽光発電モジュールの表面温度は、外気温度に比べて20~40℃程度高めになるため、基準状態に比べて出力が10~20%ほど低下します。
その他システム機器自体にも各種のロスがでてきます。
電気配線、モジュールのガラス表面の汚れ、逆流防止ダイオード等の損失で約5%ほど低下してしまいます。
またパワーコンディショナー(接続箱を含む)による損失で約8%低下となり、実際の太陽光発電システムの出力は、晴天時でも太陽光発電システム容量(定格)の約60~80%(瞬時値)が実際の出力として利用できる目安です。すなわち定格出力の70%と覚えるとよいでしょう。

【Q】廃棄時のリサイクルや中古市場はありますか?
【A】太陽光発電は寿命が20年以上と長いので、今後の生産量の増加によってリサイクルやリユースが求められることは確実ですが、現在はまだ初期に設置した人たちがようやく10年目に差し掛かるところですのでリサイクルシステムや中古市場は現在確立されていません。
研究所ではセルを再生する方法が報告されておりますが、中古市場は準備段階に入っていると言いうにはまだ時期尚早です。
今から準備しておく必要があります。
化合物型太陽光発電がこれから本格的に市場に参入することが予想されますが、微量でも重金属を拡散しないで閉じた流通システムを作ることも同時に検討されています。
太陽光発電モジュール(PVパネル)のアルミ枠や架台等は容易に解体し、再生可能な構造になっています。

【Q】維持管理費用は掛かりますか?
【A】設置者の中で不具合がない場合、ほとんど維持管理費は掛かりません。
しかしメーカの10年保証を受ける場合には4~5年おきの有償点検をする必要があり、その費用が1~3万円と幅があります。完全にメンテナンスフリーと言うことはできませんが、同じ自然エネルギーでも風力発電などと比べると費用は大幅に少ないと言えると思います。

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