グローバルライフ株式会社|冬の太陽光発電について

グローバルライフ株式会社|冬の太陽光発電について

太陽の光でもって発電を行う太陽光発電
年間通して一定の気候なら安定化が図りやすいですが、
四季のある日本では日照時間にも四季によって差があります。
そこで、本日は現在の気候「冬」に発電するメリット・デメリットについてお伝え致します。

◆冬に発電する際のメリット
夏と違って太陽光パネルが高熱にさらされることがない
⇒理由:高温によって太陽光パネルの温度が上がると発電効率が下がる恐れがある。

上記のことから、1日の発電サイクルは夏より冬の方が上回っているということもよくある。

◆冬に発電する際のデメリット
年間で最も日照時間が短いシーズンのため、発電量は少なくなってしまう。

このようにどんなに発電システムの機能性が夏場よりも冬場の方が上回ることが多いにしても、
素となる太陽光が少なくてはどうしようもありません。
それでは、太陽光パネルはやはり夏場でなくては力を発揮できないのか。。。
実をいうと、太陽光パネルは本来の発電力以外にも次のような効能があるのです。

◆発電以外の活躍を見せる太陽光パネル
冬に活躍を見せる太陽光パネル。。。それは”断熱”効果

人が重ね着をして暖をとるように、屋根に太陽光パネルを載せることで、
外気と家が直接触れる面積を狭め、冷気を大幅にカットすることができます。
寒さの大元を防ぐことで暖房機器の使用を抑え電力を節約できる。
加えて、補いきることのできない寒さを太陽光パネルで作り出した電気によって
暖房器具に割り当てる。
高額な機器ではありますが、長年の使用を考えるととてもエコで利便性の高いシステムであるといえるでしょう。

また、今回は冬についての例を取り上げましたが、
夏場は逆に直射日光から家を遮ってくれるため、室温の上昇を防ぎます。

◆発電効率を上げるためには?
年間通して、発電効率を上げるにはどうすればよいのでしょうか。
もちろん太陽光パネルの設置数を上げればその分発電効率は上がります。
しかしパネル1枚にかかる金額も相当なもの。。。
またメーカーによって発電効率も多少差があるため、
枚数を増やさずとも、より強度が高く、発電効率の高いものを選ぶのも手段の一つではありますが、
やはり性能に見合った金額となります。

残るは、設置の仕方や場所です。

そこで今回は、屋根の形ごとに太陽光発電システムの効能を見ていきましょう。

【切妻屋根】
日本で最も多い、屋根の面が2つ合わさっているタイプ。
面が2つであるため、1面当たりの面積が広く安定しており設置しやすい。
しかし、方角に左右されやすいのが欠点。
屋根が南北に向いていないと発電効率が下がる。

【寄棟屋根】
集合住宅のような地域でみられるタイプ。
4つの屋根の面が中央に向かって集まっている形状。
方角に左右されることなく、安定した発電量が期待できる。
しかし、1面あたりの広さが狭いため、切妻型のベストな発電量に比べると劣る。

【片流れ】
屋根の面が1面のみで、片側に向けて傾いているタイプ。
屋根が南に向いていた場合、屋根全体に太陽光パネルを設置でき、最も効率よく発電可能。
しかしこのタイプの屋根は、多くが北を向いて建築されているため理想通りには発電ができない。

【陸屋根】
屋根の面が1枚で水平に広がっているタイプ。
片流れと同様、屋根全体にパネルを設置することが可能。
しかし、効率を高めるためには若干南向きに傾斜をつける必要あり。

このように、太陽光発電パネルを設置するにあたって、
様々な面での効率を考える必要があります。
ぜひ太陽光パネルの設置をご検討の方、またこれからどうしようかお悩み中の方も、
ぜひ参考にされてみてください。

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